とりにっき

にっき(不定期更新)

入社と同時にD進しました

しました

 

本来ならなぜこの道を選んだのかについて理由を語るべきなのだが、実のところをいうと最初から入社と同時にD進することしか考えていなかったので、理由を語れと言われても困る節がある。普通は(=社会人になる場合は)数年経験を積んでから博士に戻るらしいが、なぜそれが普通なのかはよくわかっていない。

一応自分なりの理由を挙げてみると

1.博士号取得は早い方がいい(ので後回しにする意味がない)

2.社会人と博士課程が両立できるかは社会人にならないとわからない(ので、同時に始めてもリスクは同じ)

3.社会人になると社内とかの空気を読んで博士進学を躊躇う可能性が万が一にでもある(ので、縛りがない今のうちに進学してしまった方がいい)

(4.入学料と受験料が無料になるのが爆アドだから。会社が払ってくれるならいいが、払ってくれる保証はない)

の3(4)つに集約される。いずれにしても共通しているのは「D進がさき、しごとはあと」(みつを)ということであろう。

自分の場合、D進したい(しなければならない)という気持ちが主であって、あくまで仕事は安定したお金を得るための従でしかない。ゆえに、仕事のためにD進を遅らせるという発想そのものがない。実際、就活を始めた当初から(多少ブレたが)D進と就職は同時にするものだと思ってたし。

この下書きを書いたのが入社式あたりなので、実際少しやってみてどんな感じかはまた別記事でご報告します。

 

かしこ

 

Google scholar, あるいは神託について

Google scholarのアラート機能を使ってみた。

これは、自分の研究に関するワードを登録しておくことで、定期的にそのワードを含む論文をメールで通知してくれるという機能である。

あえてワードは広め(最低限これは含んでてほしいという1-2語)にしてちょくちょくくる通知を見ていたのだが、これがすごい。

体感としては自分の研究に近いかもしれない論文がガチャのように表示される感じである。大体低レア(関係ない文脈でたまたま同じワードを含んでいるだけだったり、そもそも分野が全く違かったり)で「ふーん」程度で終わってしまうのだが、たまにSSRの論文が排出される。大体3ヶ月続けてSSRは1-2本程度である。

軽く計算してみると、毎月概ね4回(週1回くらい)お薦めメールが届くので、1つのワードについて、3ヶ月で届くメールの数は概ね12通。自分の場合は4種類のワードでアラート機能を使っているので、3ヶ月間で合計48通。1通に含まれるメールの数は1-n(n>=7)本くらいでまちまちなので、大体3本含まれているとすると、3ヶ月でお勧めされた論文は合計144本。そのうち1-2本がSSRなので、SSR率は大体1%程度である。大体3本というのは少なめな見積もりなので、実際はもっと小さい気がする。

まあ渋い確率といえば渋い確率なのだが、自分で探す場合そんなに探し続けてられないので、非常に感謝している。自分が設定したワードで検索する苦労をGoogleくんに肩代わりしてもらっている感じである。

論文は基本的にここ1-2年程度の範囲からお勧めされているようである。1-2年の中には当然超最新の論文も含まれており、これを追ってくれるところも非常に強いポイントである。実際、SSRの論文には2024年に公開されたものが含まれていた。今後自分が研究発表を行う時にはまず参考文献にこの論文が含まれるだろう。

こうした「偶然の出会い」をもGoogleがメイキングしてくれるとなると、もはやアラートが神託のようにも見えてくる。まあ神託にしては的外れなことを言っている確率が高いのだが。

 

読ませる文章

野谷茂樹氏の『論理トレーニング101題』の中に、「読ませる文章は接続詞がない」という記述があった。

 

曰く、接続詞があると読む側が引っかかりやすくなるが、接続詞がないとついついするっと読めてしまうらしい。

そこで、文書ごとの接続詞について、ある程度大規模に調べてる研究がないか調べてみた。

 

あった。(3分クッキングの調理したものがこちらになります並感)

 

石黒圭, 阿保きみ枝, 佐川祥予, 中村紗弥子, & 劉洋. (2009). 接続表現のジャンル別出現頻度について. 一橋大学留学生センター紀要第18号

https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/17605/ryugaku0001200730.pdf

 

ここでは、文数に占める接続詞の数(論文中では接続表現数と呼ばれている)の割合が示されており、小説とか社説では約10%、論文だと25%くらいらしい。すなわち、小説では全体の文のおおよそ1割に接続詞がついている計算になる。

小説と社説(論説文に近いはず)が共に10%であることをふまえると、案外接続詞の数に差はないのかも?という気もしてくる。ただ、現代文のようなゴリゴリの論説文では調査していないっぽいので、『論理トレーニング』で挙げられているような文でも接続詞が10%程度であるかというと議論の余地がありそう。

 

ちなみに、※で挟んだ部分は全部で8文から成っており、そのうち4文で「そこで」「ここでは」「すなわち」「ただ」という接続詞が使われている。

自分は接続詞を多用しがちというのがバレてしまった。

あけおめ

「あけましておめでとう、縮めてあけおめ」と「ポケットモンスター、縮めてポケモン」って似てるよね

 

っていうクソ文章があったが、なぜか予約投稿されていなかったので世の中に放流。多分あまりにクソすぎて当時の自分が投稿を躊躇したんだと思う。

継続するために必要なこと

継続するために必要なのは、続けやすい工夫(既に継続していることをさらに続けやすくする工夫)ではなくて、むしろ続けられなかった時にリカバリーする工夫なのではないだろうか。

 

日々のルーティンにちょっと違うことを紛れ込ませることは案外難しくないが、極度の疲労であったり、あるいは旅行であったり、やらなければならない仕事だったりで、日々のルーティンそのものが行われない日がある。

例えば、電車通勤時に英単語を覚えようとしていて、ある1日だけ電車内で寝てしまい英単語を覚えられなかった…なんてことはいかにもよくありそうなことだ。

 

こうした失敗の時に、紛れ込ませていたことを忘れてしまったり、継続することに対してネガティブな感情を抱いてしまったりすると、そこからは惰性で身体がどんどんやらない方向に向いてしまう。少なくとも自分の場合はその傾向がある。

 

これに対する解決策は今のところよくわかっていないが、忘れてしまった場合は思い出した時にまた始めれば良いような気がする。また、ネガティブな感情を抱いてしまった時は、まあなんとかなるさと気持ちの持ちようを切り替えれば良いような気がする。

 

なんか結局感情論のような気もする。そうじゃない気もする。

12月31日になると思うこと

よくYoutubeとかで「今年もありがとうございました」みたいな感じで動画上がると思うんだけど、アレ、動画の賞味期限短すぎない?

あけおめ動画なら分かるよ、年明け1週間くらい賞味期限あると思う。でも、年末動画だけは短すぎないか?12/31にあげると1日保たないんだよ?ヤバくない?

年末動画を12/26あたりにあげても良い、そんな風潮を作りたい。

嘘です。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

論文を書きたくないたった1つの理由

卒論・修論シーズン真っ盛りの今、皆様はいかがお過ごしだろうか。

私も論文を執筆している最中なのだが、どうしても論文執筆に乗り気になれず困っている。

文章を書くこと自体が嫌いなわけではない。むしろ好きな方だと思うし、数多の科目のレポートを討伐する中で、文章を書く能力もある程度は身につけてきたと思う。

では、なぜ論文を書きたくないのか。それはズバリ、「論文を書くと睡眠に支障が出るから」である。

論文(というかある程度の長さの文章)は基本的に1日では書き上がらない。何日もかけて、少しずつ(1節、あるいは1パラグラフずつ)進捗が生まれることが普通であろう。

必然的に、タスクが終わっていない状態のまま眠りにつくことになるのだが、これがよろしくない。寝ようとする瞬間でも「次の章はこんな感じの骨格で書こうか」「いやこちらの方がいいか」「そうすると全体の骨格が…」などと無限に考えることが出てきてしまい、なかなか寝付けない。

どれくらい寝付けないかというと、ポケモンスリープのうとうとのパーセンテージが通常の2-3倍になるくらいには寝付けない。おまけに今週はシアンの砂浜に行っているのでうとうとタイプだと全然珍しいポケモンがこない。

長い文章だとこれが数週間続くので、基本的に体調が悪化する。文字通り命を削って文章を書いている気がしなくもない。

これを解決するには、1日ですべてを終わらせるほどの圧倒的な速筆になるか、寝てる時に考えこまないように対策を打つかの2つしかないような気がする。(前者の場合でも結局推敲する時に同じことが起きてしまう気もするが。)

しかし、寝てる時に考えこまないようにするにはどうしたら良いのだろうか。他の考えで打ち消すとなると、結局考えこんでしまうことに変わりはないだろうし。逆に考えを消せるなら、私は既に涅槃の境地にいるだろうし。

 

こうしてはてブに文章を書いているのが、論文を書きたくないことに対するささやかな抵抗なのかもしれない。